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将棋盤の視覚について

禁酒を始めて2週間。上村です。

たまには棋士らしく(?)将棋盤の視覚についての考察である。

ネット将棋、将棋ウォーズ、テレビ将棋、日本将棋連盟モバイルの普及により、いつでもどこでも将棋が楽しめる素晴らしい時代。ところで、これらの将棋盤の視覚に共通するのは何だろうか?



それは2次元、平面型であること。何を当たり前な!という感じではあるが、対人で盤を挟んで対峙する際は斜め方向からの視覚となり、もしかしたら平面図とは手の読め方が変わるかもしれない。平面将棋(以後そう呼ぶ)が強いからと言って対人将棋(以後そう呼ぶ)が強いとは限らない、逆もまた然りである。では、平面将棋が得意な人が対人将棋を乗り切るにはどうすべきか?


一番簡単な方法は常に盤を真上からのぞきこめば平面将棋となる。だが、これは相手もいることなので、同志の場合は視覚争奪戦となってしまう(笑)

下らない話はさておき、脳内将棋の場合はどうか?よく、脳内将棋の図面は鮮明か、またその型は?というテーマがある。平面型、対人型で鮮明な人もいれば、暗黒星雲型とよばれるものもあったと思う。これは鮮明ではないが、駒が星のように点在した有限集合体を局面として捉えたものであろう。

それはそうと、平面将棋が得意な人は脳内で平面将棋への移行ができれば良いのではないかとも思う。

四段 上村 亘

by ssf726726 | 2015-02-07 15:40